私が生まれる前の家族写真

私が生まれる前の家族写真
私は三人兄妹の末っ子で、五つ上の兄と四つ上の姉がいる。
この兄妹も、すっかりおじさん・おばさんの部類に入ってしまった。
いつの間にか長くなった家族の歴史を物語るように、子供の頃からの膨大な数の写真が家の中に湧いて出るように在る。
いつだったかもう記憶にないけれど、おそらく二十歳は過ぎていたであろう頃、私はその湧いて出るように在る写真の中から偶然一枚を見つけた。
それは、今では見かけない絹目の印画紙。
写っているのは、建て直す前の古い我が家の居間で、縁側からの陽に照らされた”若い四人家族"。
少し色も褪せて、ひだまり感が増している。
二十代の若い父と母が、一歳くらいの兄と、やっとお座りが出来たくらいの姉を、それぞれ支えるように手を添えてカメラに向けている。
みんな可愛い。
もちろん私は、この頃まだ影も形もない。
なんか、もうそれだけで涙が出ちゃう。
今までに味わったことのない感情と感動。
こういうのを「エモい」って言うんだろうなぁ。
今は当たり前のようにこの家族の中で大きな顔してる私が、微塵も存在していない世界線っていうのもなんかグッとくる。
なんなら、まだ前世で生きてた頃かもしれない。
浪漫が止まらない。
ただただ、この可愛い家族の幸せを願ってしまう。
桜は心を映す鏡
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桜は心を映す鏡
冬が終わると桜が咲く。
毎年繰り返されている事だけど、桜が咲くと世の中が桜の話題で持ちきりになる。
桜にはそれだけの魅力があるのは十分承知だし、純粋に美しいと思う。
でも、なんか世間が浮かれるほどムカついてる自分もいる。
ムカついてる、、、。
そうか。私、今"調子悪い"ってことだ。
と、こんな具合。
否、まだムカついてるくらいなら全然マシで、別に無理してお花見なんかしなけりゃ良い話。
お花見は義務じゃないし、誰かに頼まれてるわけでもない。
だから無理せず部屋に籠っていて良し。
家からすぐ近くに、とても良いお花見スポットがあるけれど、今年は行かないうちに桜が散った。
・・・・・
ここ二、三年の間に大切な人を三人亡くした。
悲しさは時が経ってもずっと刺さったまま、少しも楽になっていない。
二年前の桜は灰色だった。
そして次の年の二月に、母が思わぬ大病で入院。
コロナの影響で家族のお見舞いも儘ならない中、私たちは病棟の先生方や看護師さん・職員の方々に沢山支えて頂いた。
母は無事に手術など経て、ようやく退院を迎えた時には病院の外の桜が満開になっていた。
久しぶりの我が家へ向かう母を乗せた車窓から、キラキラした春の世界が見える。
ずっと母は嬉しそうに笑って外を眺めていた。
それは最高に幸せな光景だったし、本当にこの年の桜は忘れられない美しさだった。
こんな風に、その時々で桜の見え方が全く違ってくる。
不調から抜けた時が来たら、桜でも何でも思いっきり浮かれてやろう。
センチメンタル・デイズ に仄かな温もり
センチメンタル・デイズ に仄かな温もり
物悲しい毎日です。
世の中はキラキラした季節で、クリスマスがあって年末もあって年も明けて。
お正月。
多くの人が「今年の抱負」なんて掲げるような時期も来る。
だけど私は辛いのだ。(中原中也風)
鬱々、ドロドロ、心は沈んで、体も重いし痛みすら感じる。
年の瀬の、大掃除だ正月の支度だなんだ、、と言うのが何一つ出来ないで。
ギリギリで年賀状だけ書く事がどうにか出来た。
重〜い重〜い腰をあげて、ようやく始めた年賀状。
しかし気づけば心の中がポっと温かくなるような感じがしていた。
私が書く年賀状は、大した枚数ではない。
だからかも知れないが、この数枚に絞られた大切な皆さんのお顔を思い浮かべたりしながら、一言、二言、メッセージをしたためる。
この時間、なんか知らぬ間に私の心に温かい小さな灯りが。
なんて良い時間なんだろう。
そういえば、毎年思ってるんだった!
で、こんなことなら、もっと早くギリギリじゃない時にやればいいのに。って自分で思ってたんだった。
一年後、この気持ちをちゃんと覚えてるといいなと思う。
ギリギリになればなるほど、自分も苦しいんだから。
こんなに素敵な作業なんだから早くやっちまえば良いのだ。
"年賀状を書く=幸せ作業"
忘れないように!
なーんにも出来ないで終わる一日に

なーんにも出来ないで終わる一日に
今日も何も出来ないまま一日が終わろうとしている。
本当にもう、あんなに"ひとり緑化運動"云々言ってたくせに、草花のお世話すら出来ないのだ。
以前、主治医には「お花の世話をすることが今一番の癒しです!」と勢いよく話していた私。
しかし、つい先日の診察で「お世話が出来なくて、お花の苗を買ったことを後悔しています」と力なく話すと、主治医は「それは相当だね!」と笑ってくれた。
あー、先生に笑ってもらえて良かった。笑
何も出来ない事を、ただただ苦しんで自分を責めるだけでは辛すぎるので、少しは笑い飛ばしたい。
そして出来れば、誰かに暖かく笑ってもらいたい。
「仕事が忙しい」と言う人がいれば、「闘病が忙しい」と言う私もいる。
常に闘っているのだ。
みんなそれぞれの事情がある。
「なーんにも出来なかった」ように思えたこの一日も、私にとっては大切なかけがえのない一日なのだ。
ひとり緑化運動

ひとり緑化運動
このところ、お陰様で穏やかな気分で過ごせています。
とは言え、鬱病は体調・気分に波があるのでまたいつ荒波に飲まれるかわかりません。
今はただ、油断せずダラダラとこの“穏やか期”を満喫するのです。
挿し芽で緑を増やす
今の私の毎日に癒しと希望をくれるのは、植物に他なりません。
お花ももちろん咲いてくれると嬉しいのですが、今一番アツいのは、挿し芽(主に水挿し)で色んな植物を増やしていくこと。
元々庭に植っているアイビーやワイヤープランツをチョキチョキ切ってきて水に挿し、毎日水をかえながら根が出るのを待つ。
これが楽しい!
もちろん失敗もあります。
でも全て上手くいってしまったら面白くないから良いんです。
「嗚呼、また明日が来てしまうのか・・」なんて思っちゃう時もあったのに植物を育てているだけで今は明日が楽しみ。
だって、根っこが出てくるかも知れないから!
無事に根が出たら、良い感じの鉢をまた庭から見つけてきて植える。
この瞬間の達成感がまた良いです。とっても。
因みに、敢えて渋い鉢に植えるのがマイブーム。

↑7月上旬、鉢に植えたばかりのワイヤープランツとアイビー。今はもっとワサワサしています。
気持ちがザワザワしたり、イマイチ気分が上がらない時でも、この緑たちを眺めてると平穏、、を通り越して最近はワクワクさえします。
緑をほんの少し増やしただけで、なんか地球に良いことしてる気分になってる。
壮大な自己満足を得られます。
そして大事なポイントは、枯らしちゃっても落ち込まないこと。笑
もっともっと緑を増やすぞ。
地球と私のために。
「落ち着け!私!!」な時、最近はこうしてる。〜その3〜

「落ち着け!私!!」な時、最近はこうしてる。〜その3〜
ソワソワしたり、時には発狂したりしてしまう、何ともやるせない日々をどうにかこうにか誤魔化すように過ごしております。
「その1」の記事では、結構緊急性の高いヤバめな時についてお話ししました。
前回(その2)と今回の記事は、緊急性は高く無いものの不安とかユウウツとかでソワソワ辛い時について。
「その2」では香りについて触れました。
それでは本題です。
音楽
刺激にならない程度の音量で音楽をかけます。
これも人それぞれ、気分に合わせて聴くものは全然違いますよね。
私はジャンル・時代問わず、良いと思ったものをiPhoneやiPodに入れて、気分や場面に合わせたプレイリストを沢山作ってあります。
それはもう、漢方の如くアレやコレや組み合わせた処方箋プレイリストの数々。
音楽は本当に大事!
最近”落ち着きたい時”に私が耳元で流すのは、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」です。
ミサ曲と言うだけあって、荘厳で優しさ(慈愛というべきかしら)に溢れた音楽です。
日本ではあまりメジャーではないようですが、音楽室に貼ってあるあの有名なベートーヴェンの肖像画で、彼が手に持っているのがこの曲の楽譜だとか。
私が普段聴いているのは、ゲイリー・オールドマンがベートーヴェンを演じた映画『不滅の恋』のサントラに収録されている「ミサ・ソレムニス」。
”ベートーヴェンの傑作”とも言われるこの曲は、全編だと1時間を超える超大作ですが、こちらのサントラでは冒頭からの抜粋でショートバージョンとなっています。
他にも有名どころの交響曲などは、良いところを抜粋して収録されているので、ベートーヴェンの入門編としても良いんじゃないでしょうか。
いきなり馴染みのないクラシックを全編で何十分と聴くのは、そこそこ気合が必要。
でも、このサントラでちょっと聴いた中で「良い!」と思ったら全編を聴いてみるのも良いと思います。
ゴリゴリのベートーヴェンマニアには不向きかも知れませんが、私は結構このサントラ気に入ってます。
それから、、エトセトラ
お香焚いて、音楽流したら、お察しのとおりお布団に潜ります。
そしてとにかく深呼吸ね!
これに、何かをプラスするとしたら
こちら!
「クスリ絵」と言う本で"視覚"のボタンを押します。
こちらは誕生日に、仲良しの姉さまから頂きました。
その名の通り、色んな症状に合わせた綺麗な絵がクスリとなってくれます。
ちゃんと症状別に解説なども載っているので、今の状態に効く絵を見つけたらジッと眺めて、何か和らいでいく感覚を味わう。
ペラペラとページをめくって、単純に良いなと思った絵でも良いと思います。
何が良いって、日頃飲んでいるお薬と違って、こちらのクスリ絵には副作用が無い!クスリなのに!!
「当たり前じゃん!」とつっこまれそうですが、当事者としては"副作用ナシ”は結構大きいのです。
といった具合に、様々な感覚のボタンを押して
落ち着け〜
落ち着け〜
我が心よ、鎮まれ〜ぃ
と、過ごしています。
また言うけど、正直効いてるかわかりません!笑
でも、悪い方法じゃないと思ってます。
これからも自分に合う方法をなんとか見つけて、うまい具合に危機をくぐり抜けていきたいです。
それではまた!
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「落ち着け!私!!」な時、最近はこうしてる。〜その2〜

「落ち着け!私!!」な時、最近はこうしてる。〜その2〜
前回、わりと急を要する"落ち着かなきゃいけない時"の私の対処について書きました。
今回は、前回の場合よりもほんの少し余裕がある時の落ち着き方についてお話しします。
どうでも良いことなんですが、これについて殆んど書き終えた時にウッカリ記事を消してしまいました。
結構ノリにノって書いてたのに。
もう同じように書ける気がしないよぅ。とションボリしながら書きます。
どうでも良いけど。
何やらソワソワ・漠然と不安・恐怖心に負けそう!でとにかく落ち着きたい時
ありますよね。
沢山ありますよね。
というより、常にそんな感じですよね。
そこで、家に居る時なら最近は嗅覚・聴覚・視覚・触覚?にアプローチだ!
と言うお話を。
香り
落ち着きたい。と思ったら、最近はまずお香を焚きます。
※香りは特に人それぞれ、好き嫌いがあるものだと思うので自分なりに吟味する必要がありますが。
昔はよくアロマを使っていましたが、最近はお香が主流です。
持っている何種類かのお香の中から、最近よく頼っているのは「瑠璃光」というもの。
こちらは私が一番好きなお寺、奈良・薬師寺さんの香りです。
一人旅をこよなく愛してまして、中でもよく行くのは奈良・京都の辺り。
ここ数年は自分の体調悪化やコロナの影響で、暫く旅もおあずけですが、以前薬師寺を訪れた際、購入してきた薬師寺の香り「瑠璃光」を大切に焚いております。

甘く深い瑠璃光の香りで、薬師如来様に護って頂いているような気分に。、、なれたらね。
気分によって、もう少しスッキリした感じが良いときは、松栄堂さんの「京松葉」というお香を。
※「瑠璃光」も松栄堂さんで作られています。
香りは、好みでないものを選んでしまうと頭痛や吐き気など体調にも影響が出てしまうので(少なくとも私はものすごく敏感です)お店やお寺で実際に試してから購入することをお勧めします。
私のように自分の好きなお寺・落ち着くお寺で使われてるものを選ぶのが間違いないです!
と、今回は嗅覚から心を鎮めるお話しでした。
ここまで書いておいて、実は自分でも効いてるのか何なのかわかりません!笑
でも、落ち着くための心のボタンを一つずつ押していく作業、、のような感じですね。
長くなってしまったので今回はここまでにしておきます。
次回は、その他のボタンを押す作業。
聴覚・視覚、あと触覚かな?のお話です。
それではまた。
